vol.4-2 岡本瑞貴さん、国際交流で得た学び in 韓国 <後編>
大阪市立大学医学部看護学科3年生 横井利咲
前回に引き続き、令和5年度日本・韓国青年親善交流事業に参加した岡本さんの韓国現地での体験談をお伝えします。
日本・韓国青年親善交流事業に参加している韓国派遣団との交流会は1泊2日の日程で、1日目は韓国の伝統的な遊びの体験や互いの文化発表を行い、2日目は事前に決めた5つのテーマで討論会を行いました。
1日目は初対面ということもありかなり緊張していたのですが、韓国派遣団の方々が暖かく迎えてくださり、気さくに話しかけてくださったおかげですごく良い雰囲気の中で韓国文化の体験等を行うことができました。また、夜には各自の部屋やロビーなどに集まり、学校や仕事の話、将来の話など言語の壁を超えて様々な話をし、昔から仲の良い友達と過しているかと思うほど楽しい時間を過ごすことができました
2日目の討論会においては、互いの国の現状について発信しあった上で共通点や相違点を洗い出し、現状を改善していくための解決策などを共に考えました。短い時間で討論内容をまとめるのは少し難しかったですが、成果発表まで無事に終えることができたのは、日韓の参加者全員で一丸となって協力できた結果だと思っています。
この事業を通して、「相手のことを知りたい」、「仲良くなりたい」という気持ちがあれば、言語や文化、価値観の違いなどは簡単に乗り越えられるのだと強く感じました。相互理解を実現するためには、論理では説明できない互いの関心と興味、理解しようという姿勢が非常に重要だと身をもって感じ、とても充実した期間になりました。
最後に、私が大阪公立大学の後輩のみなさんに伝えたいことは、「自分の興味を大切にしてほしい」ということです。初めは漠然とした興味であったとしても問題ありません。漠然としているのは情報が少ないからです。興味を具体化できる環境に飛び込めば、自ずと肉付けがなされていくと思います。大学には本当に多くの環境があります。私は4年生になりやっと外へ踏み出しましたが、もっと早ければより多くの経験が出来たと思います。だから迷ったその時にぜひ一歩、踏み出してみて下さい。そこには同じ志を持つ学生がいます。大阪公立大学という情報収集手段をぜひ有効に使い、学内外問わず、興味を未来へ繋げてください。
2回にわたって岡本さんの貴重な経験談をお届けしてきました!
いかがでしたでしょうか?
皆さんも岡本さんのように、興味があることには挑戦し、新しい世界を見て、より充実した大学生活を送りましょう!
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