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校友会湘南支部 新年会(2月15日)

2026.02.21

校友会湘南支部では去る2月15日、新年会を鎌倉・長谷にて開催しました。第一部は、凛とした空気が漂う鎌倉能舞台を会場に、元大阪市立大学学長 児玉隆夫様を講師としてお招きし講演会を実施しました。

講義テーマは五代友厚をめぐる北海道官有地払い下げ事件。五代が当初は払い下げへの関与を拒否していたことが、当時の有力官僚であった佐々木の日記や公文書資料から明白である点を、史料を丹念に辿りながら鮮やかに示されました。さらに、誤解が固定化しがちな高校日本史教科書の記述を正すため、関係者に四度もの意見書を送り続け、疑惑を晴らしていく過程が、まるで現場で当事者たちの息遣いを聞くような臨場感で語られました。史実が“更新されていく瞬間”に立ち会う興奮に、私たちは思わず酔いしれ、会場は深い感動の空気に包まれていました。能舞台という非日常の空間が、講義の効果を見事に演出し、知的な高揚が一体感へと変わっていく——忘れがたい一時間でした。

第二部懇親会では能舞台近くの中華名店「華正楼鎌倉」へ移動。早春の香りが漂う旧華族の別邸の佇まいの中、盃を交わしながら旧交を温めました。今回の新年会は講師の児玉元市大学長のご長男が府大工学部OBで当会幹事というご縁で実現し、府大・市大の統合を象徴するイベントとなりました。

市大OBで児玉元学長の教え子の方、市大OGの方の絵本出版披露と読み聞かせ、府大OBでご先祖が五代友厚の縁あった方から講演への感謝のご挨拶など、世代を越えた和気あいあいとした輪が自然に広がっていきました。久しぶりの再会に近況報告の輪も尽きず、同窓のつながりが“学び”と“交流”の両方を育てる場であることを改めて実感する昼下がりとなりました。

準備・運営に尽力くださった幹事の皆さま、関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。次回は6月鎌倉鶴ケ岡八幡宮で総会を開催予定です。校友会会員であればどなたでも参加可能です。湘南支部ならではの企画にご期待ください。

<お問合せ先>
湘南支部植嶋平治(市大商51年)(hueshima@nifty.com 090-9678-4312)

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