全学同窓会静岡支部第8回総会・懇親会
2024年12月1日(日曜日)静岡市内で標記の会合・懇親会を持ちました。
例年参加する幹事等が3名やむを得ない事情で欠席であったこともあり9名と少数でしたが、これに大阪の校友会事務局黒山 泰弘様、有恒会常務理事亀井 信吾様がご参加いただき、大阪の状況のご説明を戴きました。総会では新年度役員をお認め頂き、ニュースレター担当の欠員を補充することとしました。
この日のミニ講演では野口久美子様(文・地理学・平元)が「考えて欲しいリニア問題」と題して、出版準備中のこの問題に関する書籍の内容を説明戴きました。静岡県は東西180kmと広いこともあって、理解と関心の難しさを含みますが、大井川流域の水が重要な課題であり,それを脅かす可能性のあるリニア問題を指摘しました。この流域には県内随一の茶業産地、90万人の水源、有数のファインケミカルズの生産拠点、全国的に評価の高い静岡の銘酒産地など,まさに県民の命綱であることが示されました。またリニア工事が遅れているのは夏の岐阜県瑞浪市での水枯れ、神奈川での地面陥没、またあまり知られていませんが山梨リニア実験線(これはそのまま路線となる予定)での水枯れの現実、つまり水枯れが起きて、JR側に改善を要求したところ、確に施設を変えてくれたものの、その運転維持費は地元負担を要求され、多額のため事実上運転できないでいる等、実際には多くの遅延事情があることも報告がありました。静岡県が工事を遅らせている原因とは言いがたいのです。この点はJR側も認めているところです(それも川勝前知事辞職の意思表明直後の記者会見で社長自ら表明)。これについては大阪からも、会員からも関心を示す発言が相次ぎ、おおいにもりあがったところです。
また支部のあり方について、現在の組織は新設の大阪公立大学、旧大阪府立大学出身者も含まれていないこともあり、当面、標記の支部名を継続すること、次に支部活動の活発化へのいくつかの提案が熱心に出され、一層、懇親会的、親睦会的取り組みを図ろうと言うことで論議を終えました。緊急性を要するニュースレター担当候補者も積極的に名乗り上げていただき、検討することとしました。
その後、場所を変えて午後5時半から,懇親会を行い、さらに親睦会的性格を強化することや,学生時代の思い出話で賑やかに終えました。支部としても参加者が楽しめる取り組みを強めたいものです。(文責・支部長 山本義彦、経昭42・院昭48)
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